マレーシア通商産業省(MITI)管轄の国立応用研究開発センターは、米国オラクル社が提供するブロックチェーンプラットフォームを通じてブロックチェーン技術の利用を拡大する計画を明らかにした。

マレーシア政府はブロックチェーン技術を使用して当局のワークフローを合理化し、業務を効率化するため、既にいくつか実験をしてきた。

具体的にはマレーシア・マイクロエレクトロニクス・システム研究所(MIMOS)という組織が、オープンソースHyperLedgerを利用し、パーム油のトレーサビリティに関する概念実証を行っている。その実験をさらに応用するため、国立応用研究開発センターはオラクルのOracle Blockchain Platformの使用許諾を求めたという。同社を選定した主な理由としては、エンタープライズグレードのアーキテクチャの優位性を挙げた。

エンタープライズグレードのアーキテクチャは重要な要素であり、開発向けに必要な最高レベルのセキュリティ、スケーラビリティ、およびパフォーマンス特性が保証できるという。

またセットアッププロセスを簡素化および短縮し、継続的な展開を容易にするような、既存ビジネスシステムとのプラグアンドプレイの統合なども、選定の大きな要素となったという。

Oracle Blockchain Platformはオープンプラットフォームであることから、サプライチェーン向けのERP Cloudや独自データベースなどのニーズが発生した場合でも、MIMOSは他のシステムやソフトウェア企業のアプリケーションに簡単に接続することができる。

マレーシア政府はこれまでにトレーサビリティの他、キャッシュレスウォレット、電力の分配および取引の来歴管理などの分野でブロックチェーン技術の実験を実施してきている。

MIMOSのCTOは、マレーシアの第4次産業革命に向けた急速なイノベーションが進むにつれ、ブロックチェーン技術がさまざまな分野におけるさらなる成長を促進し、Industry4WRD(National Policy on Industry 4.0)の強力なドライブとなり得ると述べた。

特にトレーサビリティプロセスをより透明で改ざんできないものにすることによる製造業のイノベーション促進を目指しているという。

最近マレーシアでは急速にブロックチェーン技術の活用が注目を集めて始めている。3月にはマレーシア農業関連産業大臣は、政府がペナンで開催した国際ハラール博覧会で、農産物やハラール製品の追跡および管理にブロックチェーンを利用することを検討していると述べている。

ソース:https://sg.channelasia.tech/article/663215/malaysian-r-d-centre-leverages-oracle-cloud-based-blockchain-platform
https://www.opengovasia.com/malaysian-rd-centre-to-leverage-cloud-based-blockchain-platform/
https://halalfocus.net/malaysia-blockchain-technology-to-help-penang-track-halal-products/