2019年7月16日、Web3.0の構築を目指しウォレットDEXなどを提供するWavesの創設者兼CEOアレクサンドル・イワノフ氏は、大企業や公共事業向けブロックチェーンソリューションである「Vostokプロジェクト」に関する出資分をグローバルな企業であるGHPグループの会長であるマーク・ガーバー氏に売却した。

イワノフ氏とガーバー氏は取引の事実を認めつつも、詳細については開示しないとしている。

ガーバー氏は、Vostokの初期出資者の一人でもあり、最近もVostokに積極的に関与していたという。買収後は、GHPグループがVostokプロジェクト開発チームを維持し、その技術をグループ内あるいはパートナー企業のアセットに実装する予定だという。

Vostokは、Wavesプロジェクトによる民間および公共部門での利用を目的としたプライベートブロックチェーンで、専用データベースや分散コンピューティング、インテグレーションなどのサービスを提供予定。

既にロシア銀行最大手のズベルバンクや国営コングロマリットのロステック社など複数社とパートナーシップを締結している。

イワノフ氏は今回のVostok売却の理由についてこのように述べている。

「私はWavesプラットフォームのグローバルな拡大に焦点を当てたいと思っている。Wavesで開発中のブロックチェーン(いわゆるWeb3.0)に基づき、新世代の分散型インターネットを構築するタスクに対して、私の100パーセントの集中力が必要だ。」

さらにWavesの今後については以下のように述べた。

「まもなくベルリンに開発事務所を開設し、大規模プロジェクトを対象にWavesエコシステムを開拓していく。 Web3.0の最終的な目標は、様々なデジタルテクノロジーを組み合わせることで、信頼性の高い、透明なシステムを構築することだ。」

ガーバー氏が会長を務めるGHPグループは、不動産と鉱業プロジェクトで知られている。

ガーバー氏は鉄道および海上のコンテナ輸送会社であるFescoの株式を保有しており、また別のコンテナ輸送会社TransContainerの役員も務めているという。

ガーバー氏はVostokプロジェクト買収の背景と計画についてこのように説明した。

「Vostokプロジェクトのポテンシャルとグループが現在保有している資産管理へのブロックチェーン導入可能性については、GHPグループとして高く評価している。このプロジェクトを成功させるための鍵は、Vostok開発チームを維持することにあると考えている。これにより鉱業、製造、物流などの我々が関わる各業界、およびパートナーのプロジェクトにおけるデジタル化ソリューションにうまく実装できるだろう。」

ソース: https://www.gazeta.ru/tech/2019/07/16_a_12502171.html