マイニング世界大手である「Bitmain」は、世界的な半導体製造会社である「TSMC」へ7ナノメートル半導体の注文を緊急追加するという。

現在、TSMC社において7ナノメートル半導体の生産能力は不足しているという。Bitmain社のような暗号通貨関係先からの旺盛な需要を受け、TSMC社も生産能力の拡大を決定したようだ。

現地のサプライチェーン報告書によると、7ナノメートルの需要が急務であることを指摘、12インチのシリコンウェハーの生産を担当するTSMC社の最高経営責任者はすでに追加発注のため日本へ訪れているという。

納品が可能であることを確認した後、12インチシリコンウェハーを2019年11月から月あたり10,000枚増加させるという。一方でTSMC社は顧客情報についてコメントしたことはない。

Bitcoinの価格は、2019年4月の4,100ドルから好調に推移し、現在260%以上上昇し10,000ドルとなっている。こういった価格の変化はマイニング機械の需要増加にもつながっている。ネットワーク全体におけるビットコインのマイニングパワーは2019年7月に最高記録を達成した。

中国の四川省など、世界で電力が安価な地域の多くにマイニングファームが建設されている。一方で多大な電力を使用するマイニングファームは、各国政府も問題視しており、違法な電力使用によるマイニングファームも摘発されている。今月、イラン当局は2つのマイニングファームの閉鎖と1,000台のマイニング機械の没収を命じた。

世界のマイニング機械市場を独占しているBitmain社は、新しい7ナノメートルマイニング機械「Antminer S17」に搭載されるマイニングチップも発表している。

同社は、このチップは従来のチップと比較して28.6%の効率改善を達成したと主張している。

ビットコインの価格回復によるマイニング需要の規模は不明だが、2017年にビットコインの価格が急上昇した際、Bitmain社はTSMC社における顧客上位3社の1つだった。またBitmain社は米国での新規公開を検討しているという。

2018年暗号通貨市場は急激な下落に直面し、2019年初頭にTSMC社は、暗号通貨分野において2018年度第4四半期の収益が急激に減少したことを発表していた。

上記のように前回の下落局面を考えれば、今回のような暗号通貨価格高騰を背景とした旺盛な需要が半導体業界に多かれ少なかれ影響を及ぼす可能性はありそうだ。

https://www.blocktempo.com/bitmian-add-7-nm-urgent-tsmc/?fbclid=IwAR2nTV1SyNVqrFHYh__-YuNCUKWKJv6nr1UFPU2bc8NHqzubhpxaRWa82aU