2019年7月30日、SNSマーケティングを提供する上場企業の株式会社ガイアックスは、Facebookが発表した独自の暗号通貨Libra(リブラ)」を使用したオープンソースソフトウェアの開発を開始したと発表した。

今回の開発により、スタートアップスタジオにおける新しい事業創出や、活用可能な技術の探索を進めるという。ガイアックスが考える「シェアリングエコノミーを支えるブロックチェーン技術」が実現する社会を目指す。

ビットコインは価格変動が大きい点や価値の裏付けがない点がネックとなり、決済手段として幅広く普及するまでにはまだ至っていない。同社によると、Libraはドルやユーロなどと一定比率で交換できる「ステーブル(安定)」コインの一種とし、Libraが銀行口座や国債など現金に近い資産を裏付けにするため、価格変動を抑えられる。また、フェイスブックと分離した非営利団体のLibra協会がLibraの運営管理をすることで、仮想通貨としての信頼性を高めようとしている点を評価。ステーブルコインとしての仮想通貨が実現されれば、決済の利便性が格段に高まるため、広く一般に普及する可能性があると考えているという。

同社は、個人が所有するモノやスキルを他人と共有する「シェアリングエコノミー」が今後より一般的になっていくとし、個人が経済活動の主役となると見ている。
個人が経済活動の主役となるに当たり、モノの貸し借り、役務の提供などの契約を、第三者の立ち会い無しに取り交わす需要が今後増大すると見込んでいる。Libraの実用性が高まれば、ブロックチェーンに契約を書き記すスマートコントラクトを活用したアプリケーションの実用化へ向けて前進し、シェアリングエコノミーの発展にも繋がるという考えだ。

今回、同社がLibraを使用したオープンソースソフトウェアの開発をはじめるという。具体的な流れとして、同社がアプリケーションのプロトタイプを開発し、そのソースコードを公開する。世界中のエンジニアがこのソースコードを自由に利用できるようにする。