ロシアのLCCであるS7航空は、独自ブロックチェーンプラットフォームの使用により、チケット売上が大幅に増加したことを発表した。

同社代表者がロシアクリプトメディアForklogに話したところによると、その金額は2019年に入ってから2億4500万ルーブル(約4億1800万円)に達したという。

このブロックチェーンプラットフォームはロシア銀行大手アルファバンクと共同で開発され、現在ロシアの航空会社によるブロックチェーン関わるものとして唯一の事例であるという。

同社によると、ブロックチェーンプラットフォームによりチケット販売だけでなく、プラットフォームを介したエージェントとの決済額も増加しており、今年7月だけでも100万米ドル(約1億900万円)を超えたという。

チケットの販売は、取引先の仲介業者だけでなく、今回のプロジェクトをきっかけとしてはじめてS7航空と取引するエージェントを通じて行われた。

S7グループのIT担当副部長であるパヴェル・ヴォロニン氏は同社のブロックチェーンプラットフォームのメリットについてこのように説明した。

「ブロックチェーンの役割は、独立した決済環境だということであり、リアルタイムでセキュアな決済取引が可能になる。ブロックチェーンプラットフォームを使用することで、複雑な銀行保証などを必要としないため、小規模の仲介業者でもこのシステムを通じて販売できる。」

ブロックチェーン技術を使うことで、エージェントは航空券支払いを保証するために銀行を保証人としてアサイン、あるいは航空会社に寄託金を預ける必要がなくなる。システムがエージェントの残高確認を行い、金額が足りている場合にのみ、航空会社に資金を送信し取引を承認するという仕組みだ。

アルファバンクの代表者によると、取引の承認手数料は2.5~4%だという。銀行による保証や寄託金が必要ないため、エージェントの手元により多くの資金が残り、また航空会社と直接やり取りすることによってチケットの価格も抑えられるという。

アルファバンクによると、決済スピードも大幅に向上したため、以前は2週間もかかっていたような取引が、現在ではほぼリアルタイムでの処理が可能になったという。

S7航空の調査では、今年初めから7月末までのブロックチェーンプラットフォームによる経済効果については、約1億ルーブル(約1億7000万円)と推定している。同社は年末までにこれを2倍にすることを目指す。

ソース: https://forklog.com/blokchejn-platforma-ot-s7-airlines-i-alfa-banka-obrabotala-s-nachala-goda-platezhej-na-245-mln-rublej/