知的財産権に関連する取引を管理するコーディネーションセンター(以下、IPChain協会)とオブジェクトデザイン専門家協会(ASPD)は、ブロックチェーン技術を活用しデザイナーと建築家の著作権を保護するため、提携を発表した。

IPChain協会は、2017年にロシア有数のイノベーション拠点であるスコルコボや全ロシア知的財産協会、ロシア著作権保有者協会、ロシア著作者協会、サンクトペテルブルク情報・力学・光学技術大学、ノヴィイヴェク銀行をはじめとする複数の組織によって、知的財産を保護するサービスの構築を目的として設立された。

協力関係を結んだ両協会は、業界参加者の権利がより効果的に保護され、国内外市場におけるロシアのデザイナー製品の地位強化に繋がると期待を寄せる。

IPChain協会理事長、マキシム・プロクシャ氏は協定の詳細についてこのように説明する。

「この協力関係は、オブジェクトデザインの市場参加者間の取引効率を改善し、業界において新たなプロジェクトを促進することを目的としている(中略)特に、IPChainの分散レジストリに接続することにより、ASPDは知的財産に関するすべての情報をそこにアップロードし、常に更新されるデータベースへのアクセスが可能になる。」

さらに同氏は、企業、州および教育機関との関わり方についての基準を確立することで、各クリエイターに対し、自身の知的財産が保護されるという安心感を与えることができ、デザイン業界の発展に繋がるだろうとした。

一方、ASPD会長のアナスタシア・クリロワ氏は、同協会の取り組みに言及しつつ、協定の可能性についてこのように強調した。

「ロシアでは未だにオリジナルのデザインやコピーライト、解釈の定義やその範囲が確立されていない。こうした問題を解決するために、ASPDはロシアデザインカウンシルというデジタルプラットフォームに統合された様々なツールを開発し、2019年10月にローンチする予定だ。IPChain内の取引はそのプラットフォームを経由して行われる。将来的には多くのロシアデザイナーやメーカーが外国市場に参入できるようにするため、IPChainのグローバルネットワークを作っていきたい。」

ソース:https://tass.ru/obschestvo/6728333