2019年11月21日、米国ナスダック市場に、中国に本社を置くマイニング世界大手であるCannan Creative(カナン/ティッカー:CAN)が上場した。

公募価格は、仮条件(9.00〜11.00ドル)の下限である9.00ドルで決定していた。同社はADS(米国預託証券)を1,000万株売却したため、合計で9000万ドル(約97億円)を資金調達した。

公開後の初値は12.60ドル、高値は13.00ドルと公募価格を約4割上回る価格で始まったものの、直後に急落。安値は8.21ドルとなり、日中は9.00ドルを下回って推移した。最終的には公募価格とほぼ同じである8.99ドルで引けて公開初日を終えた。

過去上場を検討していたマイニング世界最大手であるBitmain(ビットメイン)はまだ上場していないため、暗号資産マイニング関係の中国企業が米国株式市場に上場するのは、同社が初めてとなる。

暗号資産市場との相関やビットコインへ直接投資ができない機関投資家の反応など、上場後の価格推移は注目されていた。将来上場を検討している暗号資産・ブロックチェーン関連企業にとっても試金石となるはずだったが、結果として、金融市場からは厳しい洗礼を受ける形となった。

一方で、習近平中国国家主席による「ブロックチェーン強国」宣言やビットコイン価格との相関なども含め、今後も注目されよう。