インドで活動している弁護士であるアブラハム・C・マシューズは、暗号通貨は本来規制できるものではないとし、最高裁は安易にこの問題に関与すべきではないと主張した。一方、暗号通貨関係者は、政府による規制の枠組みや中央銀行の暗号通貨取引禁止措置に対する嘆願書を最高裁が審査することを待ち望んでいる。

暗号通貨は規制すべきではない

法律家のアブラハム・C・マシューズ(Abraham C. Mathews)は、自身を「デリーの高等裁判所や簡易裁判所、さらに最高裁で活動する弁護士、また公認会計士」としている。彼は月曜日、Money Controlの記事で、暗号通貨や、それを規制しようとする政府の試みについて意見を述べた。

記事で述べられた意見によると

「暗号通貨は本来規制できるものではない…最高裁は衝動的に関与すべきではない。暗号通貨が、初期の草案者が予期した使い方では広まっていないという事実を単純に否定することはできない。なぜなら暗号通貨は、通貨としては依然限られた信者たちによってのみ使用されているからだ。」

としている。

さらにブロックチェーン技術は「軌道に乗った」と賞賛しながらも、彼は「暗号通貨革命はほとんど失敗に終わった」と主張している。

この弁護士は、取引所がハッキングされた際に、コインが戻る、犯人が見つかるといった可能性が極めて低いということを理由に、安易に規制すべきではないという立場をとった。

彼は

「政府が規制を導入し、事業者に対してセキュリティなどの整備を要求したとしても、こうした事実を覆すことはできない」

と強調し、これまでインドの中央銀行であるインド準備銀行が、いかに銀行と暗号通貨事業者との取引を妨げてきたかについて触れ、以下のように述べた。

「残念ながらこれが中央銀行の限界だ。これは暗号通貨が違法宣告を受けるべきだと言っている訳ではない。それはあるがままに扱われるべきだ。そのまま取引をさせればよい。暗号通貨に法的基盤や合法性を与えるのは、軽率であるだけでなく、向こう見ずだ。」

暗号通貨関係者はプラスに働くような規制を望んでいる

一方、暗号通貨関係者は、彼らにとってプラスに働くような規制を求めている。暗号通貨取引所Wazirx CEOであるニスチャル・シェッティ(Nischal Shetty)は、自身がイニシアチブを取り、昨年10月末から今年にかけて実施したソーシャルメディアキャンペーンに触れ、「毎日100近いリツイートやいいね、また1000近い閲覧がある。」と、インドの暗号通貨コミュニティの盛り上がりをについてニュースメディアBitcoin.comに語っている。

2月、様々な国の政策立案者がブロックチェーンサミットで顔を合わせた。ディスカッションの議題には暗号通貨規制も含まれた。イベント後の報道によると、イベントの最後には、参加者が「会計年度末までを目途に規制を整備する」ことに同意したという。

これまでインドの暗号通貨規制に関する枠組みに対し、多くの提案書が政府に提出された。
1月、財務省は有名法律事務所、ニシス・デサイ・アソシエイツ(Nishith Desai Associates)を招き、彼らに提案を求めた。
3月には、インドの主要IT関連企業が加盟する団体ナスコム(Nasscom)が暗号通貨規制に確実性を求めるレポートを発行した。

2月25日に最高裁は政府に対し、暗号通貨規制政策を制定するために4週間の期限を設定した。同時に、規制案を草案する政府の委員会もその最終段階にあると報じられている。

https://news.bitcoin.com/indian-supreme-court-advocate-cryptocurrencies-cannot-be-regulated/