2019年3月18日、オーストラリア政府は国際カンファレンス参加に参加するオーストラリア企業に対する10万オーストラリアドル(以下:AUD、約795万円)の寄付とブロックチェーンの国家的ロードマップの策定を進める予定であることを公表した。

「規制、スキルおよび能力の開発、イノベーション、投資、国際競争力やコラボレーション」のような様々な政策分野での計画を緻密に策定することが狙いだ。

産業および科学技術省のカレン・アンドリューズ大臣、貿易および観光投資省のサイモン・バーミンガム大臣はともに、ロードマップ策定によりオーストラリアのブロックチェーン産業が、チャンスを確実に活かせるようになることが目的であると述べた。

さらに、政府の新たな資金提供によって、オーストラリア企業はニューヨークで開かれるコンセンサスブロックチェーンカンファレンスにさえ参加できるようになるかもしれない。

この1年で、政府機関はブロックチェーンに関する多様なイニシアチブを進めてきた。2018年から2019年にかけて、政府の決済にブロックチェーンを利用できるかを探るため、70万AUD(約5,568万円)がデジタルトランスフォーメーション局に投資された。また政府は、世界的なブロックチェーン競争力向上を支援するため、さらに35万USD(約2,782万円)をオーストラリア規格協会に提供した。

2018年7月には、政府は各部門の最先端技術を統合し、データの安全性、効率性、自動処理を改善するために、IBMと5年で10億AUD(約795億円)の開発契約を締結した。ブロックチェーンもその最先端技術に含まれる。

政府はまた、科学研究に特化した研究開発機関、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)を擁している。同機関のイノベーションプラットフォームであるData61は、合法的スマートコントラクトプラットフォームの構築などを含む、政府のブロックチェーン関連イニシアチブ”Australian National Blockchain”の中で先陣を切る役割を果たしている。

Data61は、障害者支援サービスに向けてブロックチェーンベースの決済システム「スマートマネー」の試験的利用のため、オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)、全国障害保険計画(NDIS)で用いられている。

また政府の財務情報機関であるオーストラリア取引報告分析センター(Austrac)は、国際送金自動化のため、ブロックチェーンのプロトタイプをテストしている。

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