台湾の大手スマートフォンメーカーであるHTCは、ブロックチェーン技術をより一般の人々の生活に取り入れるため、5,000万ドル規模のベンチャーキャピタルファンド「Proof of Capital」を設立したと発表した。

公表された内容によると、Proof of Capitalには、ブロックチェーンスマートフォン「EXODUS」の責任者である陳信生(フィル・チェン)氏、500 Startupsコンサルタントの楊珮珊(エディス・ヤン)氏、元Greylock PartnersコミュニティリーダーのChris McCann(クリス・マッキャン)氏が経営陣として名を連ねている。

 陳信生(フィル・チェン)氏は以前、ベンチャーキャピタリストとしてHorizo​​ns VenturesとPresence Capitalで勤めた経歴があり、HTC入社後にはバーチャルリアリティ製品の「HTC Vive」を開発した功績がある。

Proof of Capitalの出資者には、Youtubeの共同創設者であるSteve Chen(スティーブ・チェン)氏、リップルの元チーフ・リスク・オフィサー(CRO)Greg Kidd(グレッグ・キッド)氏、Zcash(ジーキャッシュ)の共同創設者であるHoward Wu(ハワード・ウー)氏などが参加し、HTCの他に暗号通貨業界を含む幅広い業界の人物がLP(リミテッドパートナー)として出資する。

分散型Web「Web3.0」向けのハードウェアやソフトウェアを開発している世界中の企業に資金を提供することで、ブロックチェーン技術を広めたいというビジョンの下、Proof of Capitalについて陳氏は以下のように述べた。

「HTCと密接に協力して、この新しいインターネットに必要な基準や方向性を定義し、モバイルとハードウェアのノウハウを投資先企業に提供するつもりだ。また、私たちは会社設立や運営に関して豊富な知識を有しており、Proof of Capitalは、トークンではなく、スタートアップのためにエクイティファイナンスを行うVCファンドである」 

陳氏は伝統的なVCの観点からこのファンドの戦略を判断する正しくないと付け加え、こう述べた。

「我々のビジョンは『次世代のインターネットを定義する』ことであり、ファンドの目的となるのは依然として、最先端技術に投資し、経験豊富なVCとして数十億ドルの価値を生み出していくことだ。」

アルゼンチンを拠点とする、ブロックチェーンスタートアップ企業である「Ubanx」への投資は、Proof of Capitalが主導する。
「Ubanx」は顧客をブロックチェーンエコシステムに結びつけるためのプラットフォームを提供している会社だ。


Proof of Capitalの主な投資分野は、金融テクノロジー(支払い、振り込み、保管、電子ウォレット)、インフラストラクチャ(プライバシー、セキュリティー、電子ID認証)、ハードウェアデバイス、チップセット、およびコンシューマーインターネットプロジェクトなどのWeb3.0で重要となるインフラストラクチャである。 

最後に陳氏は以下のように述べた。

「長期的には顧客体験を提供できる製品やサービスの価値が高まる」

https://www.blocktempo.com/new-50-million-venture-fund-eyes-global-blockchain-adoption