ゼネラル・エレクトリック(GE)リサーチは、アディティブ製造(付加製造、金属3Dプリンティング)業界におけるサプライチェーン追跡のためのブロックチェーンネットワーク開発で、サプライチェーンの先駆的企業として「Manufacturing Leadership Award 2019」を受賞した。
GEのプレスリリースで明らかになった。

リリースによると、3Dプリントを使用した高額な部品の製造(航空や電力工学など)には、ネットワーク機器の供給、デジタル3Dモデルの原産地管理、材料およびコンポーネント制御など新しいレベルのサプライチェーン管理が必要であるという。

GEのブロックチェーンネットワークは、同社のイノベーションラボである「Forge Lab」で開発された。
そのネットワークは量子技術を用いたデータ転送のため、高いレベルで保護されているという。この開発は、アディティブ製造だけでなく、産業、エネルギー、ヘルスケアおよび防衛産業にも使用される予定だ。

GEリサーチのブロックチェーン事業リーダーであるベンジャミン・ベックマンは、ニューヨークで開催された「2019 CONSENSUS」でチームの受賞について発表した。添加剤は重要な工業用部品を製造するため、その利用が増加している。そのためサプライチェーンがブロックチェーンに対応することで、これらの添加剤取引を確実かつ安全に管理するための理想的な枠組みが可能になると述べた。

ベックマンは、同社のブロックチェーンの詳細について、次のように説明した。

「アディティブ製造向けブロックチェーンのデモンストレーションは、私たちのブロックチェーンフレームワークを構築するためのユースケースとして最適だ。デジタル領域全体に沿って、マテリアルフロー、データ、知的財産およびアイデンティティをきめ細かく制御できるネットワークを作成できる。 ここでの目標は、パウダーからプリントまでの製造におけるプロセス全体にセキュリティを提供することだ。」

幅広い業界において世界をリードする企業の1つであるGEがこのようにブロックチェーンを利用した先駆的取り組みを行っていることは産業全体にとって大きな意義を持つ。

重要な部品の配送を追跡するためのブロックチェーンネットワークの開発によって、サプライチェーンの新しい安全性基準が形作られるかもしれない。

GEプレスリリース:https://www.ge.com/research/newsroom/ge-research-demonstrates-worlds-1st-quantum-secure-blockchain-network-securing-digital