台湾における金融機関の国際接続ゲートウェイを運営する台湾FISC(Financial Information Service Co., LTD)は、ブロックチェーン及びデジタル署名技術を組み合わせて、監査法人による財務諸表の外部監査をより効率化できるサービス「Financial Blockchain Letter」を発表した。

公認会計士などによる外部監査は、紙媒体でおこなうことも多く、人による手作業が欠かせないため、時間がかかる。それに加え、人的ミスや資料偽造、運送によるデータ漏れ、紛失もたびたび発生してしまう。
また、金融機関へ企業の財務内容確認のために、証明書を求める必要があるが、こういった手続きも全て手動なため、銀行、監査法人双方に多大な労力がかかっている。

FISCは、ブロックチェーン技術を活用すれば、このような状況を大幅に改善できるとしている。

例えば、企業における外部監査において、一度デジタル署名での手続きをしてしまえば、毎回10枚から100枚も必要であった証明書の発行に必要な書類を電子化できる。
その後は、都度認証する必要がなくなるため、手作業によっておこるミスは減り、人による確認も要らなくなる。正確性、効率性ともに向上する。

FISCが2018年7月から11月にかけて実施した試験によると、平均して「15日」かかっていた作業が「1日」に短縮できたという。

このブロックチェーンを活用したサービスでは

  1. 管理層による資料の変更記録を保存
  2. 未認証の第三者アクセスを拒む

という二つの特性を持っているため、財務諸表の透明性、安全性が向上し、投資家からの信頼度も上がる。

FISCはウェブのインタフェースを開発しただけではなく、APIのアクセスにも対応する。またXBRLフォーマットにも対応させるための研究開発も進んでおり、最終的には外部監査の全自動化を目指している。

https://tw.appledaily.com/new/realtime/20190114/1500447/?fbclid=IwAR1k7lea0i8xCHA7USzOCND7DiEJEZBTf0QBkDfs-20SaqgAl9ZGpdpRnuE