MUFGの連結子会社であるタイ大手銀行であるアユタヤ銀行は、サプライチェーン分野におけるブロックチェーン技術を導入し、タイの建材業界を革新する取り組みを発表した。

今回、アユタヤ銀行は、タイの大手セメント会社サイアムシティセメントグループ(SCCC)のサプライチェーンシステムを構成する大手流通業者および小規模小売業者ネットワークに向けた売買システムの開発にAIディープラーニング技術を採用していることも明かした。アユタヤ銀行はこの取り組みにより、建材業界全体のビジネスチェーンエコシステムの革新を目指しているという。

アユタヤ銀行の中小企業向け融資グループ責任者、サイム・プラシットシリグル氏によると、アユタヤ銀行とSCCCは長年にわたって良好なビジネスパートナーシップを維持してきたという。同氏は両社の取り組みについてこのように説明した。

「両社は以前にもタイのサプライチェーンでのブロックチェーンソリューション開発における協力を発表していた。今回のプロジェクトではディーラーやサブディーラーを含む建材業界のサプライチェーンにおけるプロセスおよび業務改善のためのビジネスソリューションを共同開発した。」

新たなAIとブロックチェーンによるイノベーションは、SCCCの製品サプライチェーンを構成する購買、販売、および様々なドキュメンテーションシステムを迅速化、精緻化する事例の一つだ。

これは銀行によるブロックチェーンイノベーションの軸である事業運営の効率性や透明性を反映しており、サプライチェーン内企業の競争力担保にも繋がる。

両社のよるサプライチェーンシステム強化を目的としたブロックチェーン技術は、2018年3月にタイ中央銀行の規制サンドボックスの下で初めて導入された。現在ではSCCCの多くのディーラーおよびサブディーラーによって使用されている。

実際に取引が行われている事例としてはタイで初めての取り組みであり、利便性、効率性および信頼性の観点からディーラーおよびサブディーラーのバリュープロポジションに応えるだけでなく、売上の増加への寄与も期待される。

アユタヤ銀行はタイで5番目の規模を誇る銀行で、2006年にゼネラルエレクトリックの金融部門であるGEキャピタルから出資を受けた後、2012年に三菱東京UFJが全株を取得し、同行の連結子会社となった。

アユタヤ銀行はブロックチェーンを使った国際送金にも積極的に取り組む。

スタンダート・チャータード銀行へ米リップル社の技術を使ってシンガポールドルを送金する実証実験やラオス企業との実証試験に取り組むなどしてきた。

ソース: https://www.opengovasia.com/thai-bank-launches-new-ai-supply-chain-system/

情報元のレポート:https://www.nationmultimedia.com/Recommended/business/610