THE BUSINESSTIMESによると、シンガポールの大手フードコートチェーン、コピティアムがフナンモールにある同社フードコートでビットコインなど複数の暗号通貨決済の受け入れを開始した。

暗号通貨決済は、コピティアムのフードコートに設置されている同社が自社開発したKOPItechを通じて可能になる。
顧客はKOPItechで料理を注文し、店内のほぼすべての店舗のメニューを表示する集中型のキオスク、あるいは各テーブルにあるQRコードから、Facebookのメッセンジャーアプリで決済を行うという手順だ。

最初はビットコイン、イーサリアムなど3種の暗号通貨決済を受け入れるという。コピティアムの最高経営責任者オールデン・タン氏によると、約50万シンガポールドル(約4000万円)もの費用をかけKOPItechシステムを自社開発したという。

タン氏は3年ほど前から、テクノロジーのトレンドに乗り、フードコートをいかに差別化するかについて検討していたという。また同氏自身がブロックチェーンに関心があり、高度な技術に精通した成長性の高い顧客セグメントにアプローチしたいという願望があった。その結果、システムに暗号通貨との互換性を持たせたという。

「暗号通貨決済を受け入れることで、私たちはこの決済システムの領域についてもっと学ぶことができる(中略)この顧客セグメントは将来成長する可能性があるため、彼らを惹き付けていきたい。私たちはどうすればより多くの顧客をフードコートへ呼び込めるかを常に考えている。」

タン氏は顧客や店舗運営者にこの新しい注文方法や決済手段を受け入れさせることが最も大きなハードルだとする一方で、このシステムを採用すればフードコート事業者は生産性と顧客体験の向上が実現できると強調する。

「セルフサービスのキオスクやキッチンのディスプレイシステムにより、店舗運営者は調理やサービス提供に集中でき、注文をしてお金を機械に変える煩わしさから解放される」

さらにタン氏によると、フナンモールのコピティアムの店舗から集められたデータはコピティアムの次のイノベーションのために利用されるという。

「私たちはデータ分析によって、顧客の役に立てること、デリバリーの提供あるいはより多くの集客が見込まれる決済手段の拡大について、さらに考えることができる。」

フナンモールは、KOPItechシステムの試験用プラットフォームとして位置づけられており、結果が良好であれば、暗号通貨オプションとともに他店舗での展開が検討される可能性があるとしている。

コピティアムは昨年NTUCエンタープライズに買収された。そして現在他のNTUCエンタープライズ傘下の社会的企業とのコラボレーションが進行中だ。

「新しいフナンモールでは、NTUCフェアプライス・ファイネストと提携し、フ ァイネストで買い物をし、KOPItechで食事をする顧客に特典を提供する。KOPItechの店舗運営者は、フェアプライスから原料を購入することでコスト削減ができる。」

これらのイニシアチブが成功すれば、コピティアムとフェアプライスが入居する他のシンガポールのモールでも展開される可能性があるという。

「私たちにはあらゆる機会がある(中略)NTUCグループの傘下に入ってまだ半年、もっとやっていきたい。どのようにコラボレーションし、シナジーを生み出し、一 緒に成果を出すか、NTUCが示してくれる。」

ソー ス: https://www.businesstimes.com.sg/technology/kopitiam-takes-e-payment-to-next-level-with-cryptocurrencies