リップル(ripple)とは、アメリカのリップル社が2012年にリリースしたリアルタイムの決済システム、通貨交換および送金ネットワークである。金融機関と銀行のグローバルネットワークを構築することを目的として開発された。従って個人間の取引を円滑することは目的としていない。通貨単位はXRPである。XRPトークンを使用すれば、2者間でほぼ瞬時に直接送金ができる。そのため、従来の銀行取引で生じていた手数料や待ち時間の解消が期待されている。また、法定通貨、金(ゴールド)、さらには航空会社のマイルまで、あらゆる種類の金融資産に交換できる。アメリカン・エキスプレス、三菱UFJ銀行、サンタンデール銀行、カナダロイヤル銀行など世界中の大手金融機関がリップルネットワークに協賛している。一方で、ブロックチェーンを支持する人たちからは、システムが分散化されていない点や従来の金融システムの改善を目的としている点で批判されることも多い。開発しているリップル社は、2017年にシンガポールに新しいオフィスを開設するなど、アジアでの事業拡大も進んでいる。